キッチンにビルトイン食洗機を設置すると、食器洗いの手間が省けて快適になります。
しかし、ビルトイン食洗機は工事を必要とする住宅設備機器なので、自分で交換や後付けすることはできるのでしょうか?
この記事では、ビルトイン食洗機の後付けDIYについて、必要な工具や部材、交換や新規設置の手順を詳しく解説します。
また、DIYを行う際の注意点やリスクについてもお伝えします。
ビルトイン食洗機の種類と選び方
ビルトイン食洗機には、大きく分けて以下の3種類があります。
- コンパクトタイプ:シンク下に収まる小型の食洗機で、約30cm幅です。2~3人家族向けで、取り付けやすさが魅力です。
- ディープタイプ(フロントオープン):シンク下に収まる大型の食洗機で、約45cm幅です。4~5人家族向けで、多くの食器を一度に洗えます。扉が前開きになっています。
- ディープタイプ(スライドオープン):シンク下に収まる大型の食洗機で、約45cm幅です。4~5人家族向けで、多くの食器を一度に洗えます。扉が上にスライドして開きます。
ビルトイン食洗機を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
- キッチンのサイズやレイアウトに合わせて、食洗機のサイズや開き方を選びます。
- 食洗機の性能や機能を比較して、自分のニーズに合ったものを選びます。
例えば、消費電力や水量、乾燥方法やコース数などです。 - 食洗機のデザインやカラーを選びます。
キッチン全体の雰囲気に合わせて、シンプルなものやおしゃれなものなどがあります。 - 食洗機のメーカーや価格を選びます。
有名メーカーは品質やアフターサービスが安心ですが、価格は高めです。
安いメーカーはコスパが良いですが、故障や修理が心配です。
ビルトイン食洗機の交換DIY
既存のビルトイン食洗機を新しいものに交換する場合は、以下のような手順で行います。
- 食洗機前に養生シートを敷く
- 食洗機庫内の水やカゴを取り出す
- 点検口を開けて給水・排水・電源を確認する
- 給水・排水・電源を切ってホースやコードを外す
- 食洗機本体を固定しているビスや金具を外す
- 食洗機本体を引き出して撤去する
- 台枠(脚ユニット)を組み立てる
- 台枠(脚ユニット)を設置場所に合わせて高さや位置を調整する
- 台枠(脚ユニット)を固定するために穴を開ける
- 台枠(脚ユニット)を固定するためにビスや金具を取り付ける
- 新しいビルトイン食洗機に給水・排水・電源を接続する
- 新しいビルトイン食洗機を台枠(脚ユニット)に差し込んで固定する
- 試運転と漏水チェックを行う
ビルトイン食洗機の交換DIYには、以下のような工具や部材が必要です。
- 新しいビルトイン食洗機
- 台枠(脚ユニット)
- 給水ホース
- 排水ホース
- 電源コード
- 固定金具
- ドライバー
- モンキーレンチ
- ペンチ
- 電動ドリル
- 水平器
- 養生シート
- スポンジ
- バケツ
- 雑巾
ビルトイン食洗機の後付けDIY
既存のシステムキッチンに新しくビルトイン食洗機を設置する場合は、以下のような手順で行います。
- 食洗機設置場所の下台扉や引き出しを外す
- 下台内部の棚板や仕切り板を外す
- 下台内部の床板や背板に穴を開ける
- 給水・排水・電源の配管や配線を引き込む
- 台枠(脚ユニット)を組み立てる
- 台枠(脚ユニット)を設置場所に合わせて高さや位置を調整する
- 台枠(脚ユニット)を固定するために穴を開ける
- 台枠(脚ユニット)を固定するためにビスや金具を取り付ける
- 新しいビルトイン食洗機に給水・排水・電源を接続する
- 新しいビルトイン食洗機を台枠(脚ユニット)に差し込んで固定する
- 試運転と漏水チェックを行う
ビルトイン食洗機の後付けDIYには、以下のような工具や部材が必要です。
- 新しいビルトイン食洗機
- 台枠(脚ユニット)
- 給水ホース
- 排水ホース
- 電源コード
- 固定金具
- ドライバー
- モンキーレンチ
- ペンチ
- 電動ドリル
- 水平器
- 養生シート
- スポンジ
- バケツ
- 雑巾
ビルトイン食洗機のDIYの注意点とリスク
ビルトイン食洗機のDIYは、工事費用を節約できるメリットがありますが、以下のような注意点やリスクがあります。
- 電気工事や給排水工事には専門的な知識や技術が必要です。
自信がない場合は、プロに依頼することをおすすめします。 - 食洗機本体は重量があるので、二人以上で作業することをおすすめします。
- 食洗機本体やホースから水漏れがないか、しっかりと確認することが重要です。
水漏れがあると、床や壁に傷みやカビが発生する恐れがあります。 - 食洗機本体やホースから匂いが上がらないように、テープや布でふさぐことが必要です。
匂いが上がると、キッチンの衛生面に影響する恐れがあります。
以上の点に注意しながら、DIYを行うことで、自分好みのキッチン空間を実現することができます。
まとめ
この記事では、ビルトイン食洗機の後付けDIYについて、必要な工具や部材、交換や新規設置の手順を詳しく解説しました。
また、DIYを行う際の注意点やリスクについてもお伝えしました。
ビルトイン食洗機は、キッチンに内蔵されているタイプの食器洗い乾燥機で、食器洗いの手間を省き、キッチンを快適にする効果があります。
しかし、ビルトイン食洗機は工事を必要とする住宅設備機器なので、自分で交換や後付けすることは難しいと思われがちです。
しかし、この記事で紹介したように、ビルトイン食洗機のDIYは、工具や部材を揃えて、手順をしっかりと守れば、可能です。
もちろん、電気工事や給排水工事には専門的な知識や技術が必要なので、自信がない場合はプロに依頼することをおすすめします。
また、水漏れや匂いなどのトラブルを防ぐためにも、確認作業は念入りに行うことが重要です。
ビルトイン食洗機のDIYに挑戦してみたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
自分好みのキッチン空間を実現することができるかもしれません。